南極大陸西部にある多数の巨大な氷河が、海へと流れ込む速度を上げており、世界の海面を上昇させているという。
南極大陸西側のアムンゼン海に流れ込む6つの氷河がこの15年間で流れの速度を上げており、しかもそのペースが最近になってさらに速まっているとしている。その中でも最も速い
。パインアイランド氷河は、1日約5.5メートルのペースで流れており、地球上で最も動きが速い氷河のうちに数えられるまでになっている。この速度は、1970年代と比べると25%も上がっている。
アムンゼン海に流れ込む6つの氷河は、これまで考えられていたよりも平均で約390メートル厚く、海に流れ込んでいる氷の量も非常に多かったことが判明した。リグノット博士によると、6つの氷河が完全に海に落ちて溶けた場合、地球全体の海面が90センチ以上上昇するという。地球に存在する淡水の3分の2以上がここに閉じ込められている。 アムンゼン海沿岸では、棚氷の底が急激に溶けており、1990年代の前半以降、年間約3〜4.5メートルのペースで薄くなっていた。
「1990年代に比べると2倍のペースで薄くなっており、氷が溶ける範囲もはるかに内陸まで達している」とトーマス博士は説明する。
もしこの状況が続けば、今から5年以内に、パインアイランド氷河の分厚い氷が少なくとも700平方キロメートルにわたって海に浮かび出ることになる。他の氷河の流れもさらに速まるだろう。トーマス博士は「流れの速度が5年以内に現在の倍になる可能性もある」と話す。
南極西部地域、とりわけチリとアルゼンチンの真南に位置する最北端では、年平均気温が過去60年間で最大摂氏8度も上昇している。世界中を探しても、これほどの速さで温暖化の進んだ地域はほとんどない。南極大陸西部の棚氷はこの30年間で、1万3000平方キロメートル以上減少している。
こんな難しいことが僕に分かるわけじゃなくて、拾ってきたニュースです(笑)。今日カフェに来ていた友達と『少なくても20〜30年後には今の社会が続いているわけ無い』と話していた。
南極の氷も大切だけど、ちょっと忘れかけてしまっている気づきを実行に移していきたい。ティガ&ダイナの時代のように再び光が集まってくることを切に願う今日この頃です。
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