フジ系列の人気バラエティ『あいのり』はみなさんご存知ですよね。今、ラブワゴンはアフリカのエチオペアのようです。番組後半あいのりらしくない雰囲気がしてきて画面に見入ってしまいました。
あいのりは男女7人で旅をして恋愛をしていく(多分やらせなんじゃないの?)番組ですが、彼らの食べた昼食の残りを見てドライバーの人が怒ってしまいました。ようは日本は飽食で思いっきり残飯を出してしまった。日本円で240円の食事、でもエチオペアの平均年収は1万円…。
そこで孤児院を訪れたりしてエチオペア(世界の)の飢餓事情を知ることになる。
①1960年代は今ほど飢餓はなかった。自給自足していたから。
②1970年代『緑の革命』として西洋諸国からの政略で、土地や仕事(農業)を奪われた。
③その土地で何を作っているか(日本、ヨーロッパ、アメリカに作らされているか)、タバコ、コーヒー、カカオ、パイナップル、紅茶(番組では触れてなかったけどバナナも)
など。嗜好品がほとんど。
④それらの嗜好品を安い金額でたたかれている。
といったことを孤児院でメンバーたちに知らされる。
さらに、肉食が多くなるから、穀物を家畜に与えられているこの社会。
その後、みんなで話し合う。『教育がされてないから子沢山になってしまって…だから教育が必要だよ』など。でもい本質はそこじゃない。
そのうちある男性メンバーが 『出来ることをしようよ』と切り出すが、ちょっとかわいい女性の参加者が「正直に話すけど、私、綺麗事が私ホンマに嫌いで、だから妙に正当ぶってる人間がムカつくって言うか、簡単には自分は変われへんと思う」「やけど自分の国が豊か過ぎて豊かに育ってきたから。はっきり言って、日本に帰っても、生活や自分は変わらんと思うから」と発言。
現状を知らされてしまったのに、どうして…と思うのですが、この女性のようになってしまいやすいですよね。
もしかして『教育』が必要なのは、私たち日本人や欧米人なのかもしれない。否定するのは悪いとかよく言いますが、これは(否定するというか、否定される)避けられないですよね。どういう言い回しをしようと、逃れられないですよね。
先の彼女のように考えることさえもしなくなるというのは参ったなです。
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