これとは、谷村新司及びアリスのことなんです。小学生の頃、ラジオから聞こえてきたあの本物のロック(本当のロックはこれだけだと思う。ロックンロールというとちゃらちゃらしている感じかなあ)を聞いてから・・・他にも好きな音楽があるけれど、アリスは別格なんですね。ジャンル…ロック、フォーク、バラード、ニューミュージック、歌謡曲、ポップス、演歌???、いやいやもうオンリーワンのジャンルでアリスというジャンルなのかなあって思います。演歌のようで、形だけの激しいロック以上の本当のロック…何だか枠にとらわれないようなそんな音楽かと思うんですね。
数日かけて、谷村新司の本を二冊読みました。両方とも『短編小説集』なのですが、内容を書ききれないくらい、あまりにも深すぎました。こんな本を数年間も見落としていた…発売されて数年経っていました。僕はあまり本を読みませんし、人にも本はあまり薦めないのですが、これは凄すぎました。
そして、ココロの学校。ソフト化されているものをちょっと見たというだけですが、全国で主催したい団体が開催(共催)しているものでした。
以前…YOYOという会社にいたときでしたら、社長の了解を得る前に『ココロの学校』の主催を申し込んでいましたね、間違いなく。こんなことを話せて伝えられるミュージシャンは世界広しと言えど、谷村新司以外にはいないんじゃないのかと思うようです。他にもいるとは思うのですが…知名度と実力を兼ねて、世界(主にアジアですが)で活躍している人って…いないと思います。故人ですが、ジョン・レノンさんだったらこういうのもアリかなと思うんですけれどね。
仮に…YOYOにいたとして、愛さんの了解もとらずにでも動いてしまうのは、…先日、以前YOYOで働いていた人と話していたときに…その人とは一緒の時期に仕事してはなかったのですが、『翔太さんの、その無茶苦茶な仕事ぶりは“伝説”でしたよ』と、言葉は違うかも知れませんが、そんなことを言われました。
社長から頼まれたことは、やらないで、思いついたことを衝動的にやってしまう、後で怒られても構わないという…違う見方をしたら、『愛さんはきっとわかってくれるはずだ』という、そういう信頼の気持ちがあったから(なくてもやってしまったかもですが)なんだと思います。
今、YOYOに僕がいたら、間違いなく『谷村新司のココロの学校』をYOYOがイベント主催していましたね。
最近、いつまで続くかわかりませんが、日記にもタニムラのことばかりですね。リンク貼っておきます。そして点線の下は、『小説 階』のあとがき(結節)からです。本に書かれている内容の一部ですが、LaPLAYHMのHPを見ている人だったら(どんな人?)きっと本を読んだら響きますよ。
谷村新司 小説『昴』 1575円 アマゾン
谷村新司 小説『階』 1575円 アマゾン
3月9日の谷村新司『ココロの学校』トーク&ライブ 〜音で始まり、歌で始まる〜
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私達が学校で教えられてきた歴史とはまったく違う物語が・この日本にあり、世界中にもあるようです。
大いなる『もうひとつの物語』が、少しずつ人々の心に甦りつつあります。紀元0年あたりから、六百年程の間の歴史がどうして空白になっているのか、そうなってしまった理由がゆっくりと現れ始めています。
日本の歴史の中に、『神話』として閉じ込められてしまった物語。その存在に人々が気付き始めています。
何故、今なのでしょうか?その答えも早晩見つかりそうです。
次世代の子供達に伝えるべきことを考えずに、自分のこと、自分の家族だけのこと、自分の国のことだけを考える時代は、終わろうとしています。急ぎなさい……と地球が、合図を送っているようです。
文明や科学が、人の心を豊かにしたでしょうか?豊かになったように見えているのは、『物』だったのではありませんか?
人間達が作り続けてきた、ルールやシステム、常識にとらわれて大切なものを失くしてしまっていますよ……と、地球が教えてくれているようです。
今、石油がなくなったら、我々人間がどれ程パニックになるかは、経験したはずですね。石油は誰かのものでしょうか?たまたま、石油が湧いて出た、その国のものでしょうか?
土や木や水は誰のものですか?
そう地球のもの……我々人間は、地球という大家さんに間借りしている店子(たなこ)のようなもの、それも家賃を求めない地球という大家さんへの感謝を忘れた、身勝手な住人のようです。
心を入れかえ、分をわきまえ、まっとうに生きることを学ぶ時が来たようです。
人間の欲が生み出す事件の数々が、ニュースとしてテレビから流れ、未だに戦争は世界中で止むことがありません。自分達こそが正義だという思い上がりが、『悪』という概念を作り出し、白と黒、イエスとノーで国や人を判断する。そんな考え方は、もう通用しないですよ……と地球は教えてくれています。土を汚し、空気を汚し築いてきた、文明という名前のバベルの塔は、今、音を立てて崩れ始めています。今こそ、学ぶ時がきたようです。
太陽は本当に、核融合で熱を発していると思いますか?宇宙は果てしなく、無数の銀河が存在していると、地球の内部には、マグマがあって高熱を発している、と思っていますか?
太陽系の惑星は、本当に人間が住めない程、高熱であったり低温であったりするでしょうか?すべての人類の始まりは。アフリカ大陸のアダムとイブの物語だと思っていますか?地球だけに人間が住んでいると思っていますか?
医学が、人間のからだを本当に理解していると思いますか?人類とサルの祖先は、同じだと本当に思っていますか?血液は何故赤い色をしているか、その理由を考えたことはありますか?音楽や歌が何故、涙を誘ったり、鳥肌を立たせるのか、考えた事がありますか? 日本語と同じ音、同じ意味の言葉が、ラテン語やギリシャ語、ヘブライ語に無数にあるという意味を、考えた事がありますか?人間は酸素を吸って二酸化炭素を吐き出し、木や森と植物が二酸化炭素を吸収して、酸素を吐き出す逆の形になっている意味を、考えた事がありますか?
芸能ニュースに出てくる、誰と誰が交際している、離婚が近いらしい……というような噂の方があなたには大切ですか?会社で誰かが誰かの悪口を言っていた、そんな事があなたには本当に大切ですか?ゴルフのスコアが縮まったことや、誰が出世するなどということが、本当にあなたにとって重要なことですか?滝壺に向かって流れている船の中で、痴話喧嘩をしている人を笑えますか?
その場しのぎの生き方や、今さえ良ければの生き方を、子供達に押しつける大人になっていませんか?すべてを他人のせいにして日々を過ごしていても、命の終わりは、みんなに公平にやってきます。いかに命を終えるかを考える事は、いかに生きるかを考えること。『死生観』を持って学んでいきたいものですね。
昔から伝えられている言葉の中に、こんな表現があります。
『……の星のもとに生まれて……』
星という文字は、生まれた日と書きます。
そしてもう一つ、日が生まれると読みます。
ひ、ふ、み、よ、いつ、むう、なな、や、ここ、と、日本に昔から伝わる数え方の中で最初の始まりはヒです。そして十はトと表現します。ヒから始まりトに至る、これがヒトを表しています。
ヒトという漢字『人』の意味はカタカナで考えれば、見えてくるものがあります。ヒとは『日』のこと、それが生まれることを『星』が示します。
我々が夜空を見上げて、そして見つめている『星』とは、科学が教えてくれているようなものではないかもしれませんよ。
干支を知っていますね、ネ・ウシ・トラ・ウ・タツ・ミ・ウマ・ヒツジ・サル・トリ・イヌ・イ。ネは北、ウは東、ウマは南、トリは西を表しています。
太陽が東にある、それを日と卯を組み合わせて文字にしました。それが『昴』そう、スバルなのです。古代の人々は、種をまく時、旅をする時、いつも一つの星を目印にしていました。その星が、『昴』なのです。昴を道標として、我々は、たくさんのものを産み出し、創り続けてきました。そしていつしか、自分達で創り上げてきた、形やシステムや数字にとらわれ始めています。つまり、目に見えるものがすべてだと思い込んでしまったのです。我々の目がとらえるものは、全体のわずか四%にすぎません。耳がとらえられる音は、全体のわずか三%です。我々は実は、ほとんど見えず、聞こえていない、狭い世界をすべてだと思い込んで生きてきたのです。
そんな我々が今、学ぶことは、目に見えないものの大切さのようです。
『やさしさ』『思いやり』『愛』……。
目ではとらえられないものを学ぶ。だからこそ、『昴』にサラバを言うべき時なのです。
勇気を持って『サラバ』と言える生き方を、学びたいものです。
本当に自分のココロをよろこばせる生き方を求めて、閉じ込めていたココロに、感謝を込めて、サラバと言えるように……。
モノからココロへの『階(きざはし)』になれるように、『昴』に感謝を込めてこの本をあなたに贈ります。あなたの心が『夢を渡らせる橋』になれることを願いつつ……。
―結―
谷村新司・著『階(きざはし)』のあとがき(結節)より
2009年7月7日発売
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アマゾンで中古はかなり安いです(送料のほうが高い)。ぜひ読んでください。一緒に話せると楽しいです。
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