五月六日の茨城県と栃木県の一部で起った竜巻の被害は甚大ですね。
水こそないけれど、その爪痕は津波に襲われた地域のようです。…と云いましてもテレビのニュース映像などでしか見ているわけではありませんが。
当日、私は動物園に朝からいました。
気持ちいい天気で、ゴールデンウィーク最後の絶好の行楽日和という気候の朝でした。
小さな遊園地が併設されていて、最近遊園地という言葉をあまり聞きませんね、テーマパークという言い方は馴染めません(笑)。テーマパークという名前からですと、何かに特化した色んなものが見聞きできる博物館のようなイメージがあります。
そんなことで、小さいながらも観覧車やジェットコースター(一分くらいで終わってしまう)を子供が乗りたいというので、本当はジェットコースターは僕が乗せてみたかったのです。息子はジェットコースターに乗るのというのが怖くて嫌がっていたのですが、『パパがそんなに言うのなら、仕方ない乗るよ』という感じでした。実際乗ったら楽しかったらしく、もう一度乗りました。宇都宮のは待ち時間がほぼゼロです。ちょっと並んでいても、一周が早いので、すぐに乗れます。
5月2日に小学校の遠足で、この動物園に来て、それでもどうしてももう一度動物園に行きたいというので、来ています。一通り、動物を見たり、リスざるの檻に入れる時間があります。以前来たときに頭の上や肩に乗られて、されてないのですが、うんちをされたらどうしよう…という恐怖があったので、僕は今回は入っていません。
キリンやカバに餌を与えたり、小さい馬の背中に乗ったりと、遊び倒して12時を回った頃にはもう一度見たい動物のところを巡るような、そんなタイムスケジュールでした。
12時半くらいでしょうか。あんなに晴れていた空がどんよりと今にも降り出しそうな雰囲気です。数人の人が雨を感じたみたいで、『帰ろう』という声がパラパラと聞こえます。
手を洗い(動物に触ったりしていたから)準備をして車に向いました。息子は名残惜しそうにしていたのですが、遠くから地響きのような音が聞こえてきました。聞きなれない音です。雷の音とも何か違う音でした。でも、東(南東?)の方向に稲妻も沢山見えました。でもね、雷の音とは思えない感じです。
車まで20メートルくらいの所で、結構本降りに近い感じになりました。なんとか、大して雨に濡れずに車に戻りました。
ラジオを付けて、予定通りにどこかで食事をするために宇都宮市街に向います。結構車が混んでいます。凄い雨になりました。さっさと帰る準備をして正解だったなあと思いつつ、ラジオで交通情報や天気予報(予報というかもう凄い雨だけれど)を流さないか、耳を傾けつつ走りました。
小一時間、天気は回復したようでした。食事して、途中寄り道などして家に戻ったのは5時頃でした。
あの時の轟音が、多分真岡や益子方面の竜巻の音だったのかも知れません。
翌日も竜巻被害のニュースなど流れていて、竜巻の凄さを画面から物語っています。
動物園から聞こえた轟音と稲妻、動物園からおよそ20キロくらいの距離だったかと思います。
息子にとって、今回は4回目の動物園。一番最初に来たのが、2011年2月13日でした。楽しかったから3月13日にも行こうと、予定していたらの東日本大震災でした。動物園どころではありませんね。うちの地域は停電と水道が止まっていたのですが、勝手に…『電気や水道が止まったり、檻が壊れたりしたら動物園て大変だろうなあ』なんて、毎日の自分の生活を他所にそんな想像もしていました。
災害はメッセージといいますが、今回の竜巻はどんな意味があったのでしょうか?日本には台風はありましたが、あまり竜巻って聞きませんでしたよね。台風は南西から海を越えてきますから、発生してから時期や規模・強さが予測しやすいですが、竜巻はいきなりですからね。遠くにいましたが、聞いたことのない音が聞こえて…なので、現地の方からしたらまさにいきなりの出来事だったかと思います。
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