このように、自分から出ている波動と同じものを引き寄せているのですから、世の中で起こることは全部自分のせいで、いっさい人のせいには出来ないということです。
そして親さえも、自分で選んで生まれてきています。
私は『なぜこんな親のところに生まれてきたんだろう』とずっと思っていたのですが、結局親も自分が選んで生まれてきたことがわかりました。
それまでは人のせいにして、自分から逃げていましたから、本当にショックだったのですが、親さえも『この親で、こういうことを体験して味わおう』と選んで生まれてきたのですね。
向こうから勝手に来るなんてことは、いっさいありません。
今まで出会った方は全部、ご自分が何かを味わう必要があって引き寄せられたわけですから、誰のせいにも出来ませんね。
それでは何の為に肉体を持って地球に来たのかと言いますと、〔味わう為〕なのです。
肉体を持つことによって、感覚も感情も持ちます。
『ベルリン天使の詩』という映画があるのですが、この映画は天使の側から見た時は画面が白黒に映り、人間の側から見た時はカラーで映るのです。
そして天使がサーカスに出ている女性に恋をして、女性の体に触るのですが、肉体がないので触覚もありませんから、女性の体が柔らかいのか硬いのか、冷たいのか暖かいのかわからないわけですよ。
それでどうしても感覚を味わいたくて、羽を捨てて隋天使になって、冬のベルリンに降り立つという話なのです。
天使が人間として初めて、ホットコーヒーを飲みます。
そしてカップに触って、『熱いというのは、こういう感じなんだ』と知るのですね。
このように肉体を持つことによって感覚や感情を持つわけで、私達は『楽しいとはどういうことか、悲しいとはどういうことか、苦しいとはどういうことか』と、味わう為に肉体を持って地球に来たのですから、ジックリ味わった方がいいと思います。
楽しいことならジックリ味わうのですが、イヤなこととなると急に人のせいにして逃げてしまいますが、イヤなことも味わう為に地球に来たのですから、ジックリ味わって、そしてそれをクリアーにして次に行くのがいいですね。
逃げるとやり残しをつくるわけで、それは絶対いつかやらなければいけないのです。次に来た時には、段々きつくなっているような感じがします。
来たことは全部意味があって来たのですから、いっさい逃げないで、来た時に全部受け入れて、ジックリ味わった方がよろしいのではないかと思います。
例えば、トラブルは、自分を成長させる為に来るのですね。
《深い部分の自分》が、『そろそろ成長させてやろう』ということで、問題を与えるのです。
ですからイヤなことが来れば、『これをクリアーすれば、また次にジャンプ出来る』と考えられるといいですね。
そしてクリアー出来ないような問題を、引き寄せるわけがないのです。
同じ波動どうししか同調しませんから、その方の器に相応しい問題しか来るわけがありません。
全ての問題は、必ずクリアー出来るから来ていますので、とにかく逃げないで、来たものは全部受け入れて下さい。
でもたまに、一人ではクリアー出来ないような問題も確かに来ます。
それは、そこで逃げるかどうか、試されているのだと思いますね。
〔お試〕は、いっぱい来ます。
私も以前あったのですが、『今回の問題は、ちょっと一人ではクリアー出来ないな』と思いましたが、『いや、クリアー出来ない問題が来るわけがない』ということで、『どうぞ』という感じで受け入れたのです。
その時は確かに一人では無理だったのですが、本当に一人では無理な場合には、サポートして下さる人を引き寄せますね。
それで、なんなくクリアーしてしまいます。
ですから逃げなければ、本当に奇跡のようなことが簡単に起こりますから、とにかく逃げないで受け入れて下さい。
そうなりますと、全てがOKになります。
良いことは当然良いですから喜んで受け入れますし、イヤなことは成長する為に来るのですから、それをクリアーすればまた次にジャンプ出来ますから嬉しいことですよね。
イヤなことが来るのは、好きなことばかりやっていては成長が遅くなる場合もあるので、早く成長させてくれる為に来るのです。
ですから私は朝起きますと、『さあ、今日は何が起こるんだろう』と楽しくて仕方がありません。イヤなことでも良いことでも、それをクリアーすれば次にジャンプ出来ますから、イヤなことが来た時はものすごく嬉しいですね。
『どうやってクリアーしてやろうか』と、あの手この手がどんどん閃いてきますから、イヤなことが来たらワクワクしてしまいますよね。
これが本当の〔ワクワクした人生〕と言うのかなと思います。
とにかく朝起きますと、楽しくて仕方がないのですよ。
良いことでも悪いことでもどちらでもOKですから、「どうぞ、どうぞ」という感じでやっていますので、もういっさい恐いものがありません。
クリアー出来ない問題が来るわけないのですから、恐いものは何もなくなりますので、毎日が楽しくて仕方がない感じになってきます。
ですから全て味わう必要があって引き寄せていますので、いっさい逃げないということですね。
先程、波動をあげる為には、こだわりをとることが大事だと申し上げました。
人生というのは〔ドラマ〕なのですね。
自分が主人公で、回りの方々が登場人物で、自分が全部筋書きを創ってセッティングしているわけです。
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