ここぞという時に自分に想像できない力を発揮した事はみなさんありますか?。それを『火事場のクソ力』と呼んでいます。
前出の交通事故の時に、両足が折れているのに立ち上がってしまった時や、中学の柔道部での都大会の団体戦で『自分が負けるとチームが負けてしまう』と言う時。絶体絶命のピンチに奇跡的に相手の技を返して返し技を仕掛ける。(時間切れで引き分けとなってしまった)
人は自分以外の何かのため(結局自分のためでもあるが)になんか一生懸命なれるのかも知れないのです。
最近はキレないようになりましたけど、10代の頃はキレまくっていました。こんな事書いてどうするのだろう、と思いますが…。
17の頃よくバイクに乗っていました。仕事が終わると友達が待っていて(真冬の夜中12時過ぎ)横浜の山下公園とかに行きました。鼻水も凍るようで指先の感覚が無いくらい寒い。でも走るのが楽しい。
信号で全く知らないバイクと一緒にゼロヨン(400m)のバトルをしていました。車の間をすり抜け、公道を200キロ近い速度でスリルを楽しんでいました。(族とかじゃないよ。)
そんな頃、これは夜ではなく、昼間ですが高校が一緒だった女の子(そういう感情は御互い無い)と横須賀(観音崎)まで行った帰りでした。
彼女は僕の前を走っていた。が、その時!地元のフェアレディZの改造車の助手席から手が伸び彼女の手をつかんだ。
しばらくその状況が続き、烈火のごとく怒りに燃えていた。『走っているバイクの腕を掴むなんて、しかも女の子の…(恋愛感情なく意識してないけど)』『なんてふざけたやつらだ!』
もうすでに彼女の手は離していたが、2キロぐらい追いかけていた。『怒りが頂点に達していた』。もう誰も止められない。
その後の行動は自分でも予想出来ませんでした。50〜60キロで走る自分のバイクを相手の車に突っ込んでいたのでした。
お読み頂いている皆さんはきっと、『おまえはどうしたんだよ〜』とお考えだと思います。勿論自分でもどうしたものかと思いました。
なんとその激突する直前に飛び降りて、回転受身をしていたようでした。本当に小学生の時といい守られているんですね。感謝しないと…。
しかし守ってくれている人は大変ですよね。えらいなと思いました。
きっとこの事故(?)現場を生で見ていた人はラッキーというか、驚かれたでしょうね。まるで【西部警察(石原プロ)】のようでした。
無事に敵(かたき)を打つ事が出来ました。しかし全身打撲で翌日は仕事を休みました。
帰りは勿論自力でバイクに乗って帰って来ました。
きっと、もう一度やれと言われても出来ません。怖いし。後に分析すれば占星学的に、月の位置と火星の位置によって危ない行動をとりやすかったのこも知れません。でもよく今まで生きてるよな俺…。