10ページくらい前ですが、中途半端でほったらかしになっていることがあります。『素晴らしい製品の流通』と『気づきのお手伝い』。
ひとつめの『素晴らしい製品の流通』については、半分くらい書いたかと思います。残り半分は『気づきのお手伝い』と密接な関係が出てくるため、どうしても流れとして今までの内容が必要な部分もありました。
93年12月に育朗さんの講演会を開催したりしていましたが、会場に入りきれず、人があふれてしまいラッシュ時の満員電車のようでした。それに同じお話しを何度もしてもらうのは申し訳なく思いました。
今まで代官山yoyoでは20〜60人くらいの講演会などは開催していたのですが、何百人もの会場を今まで借りたことはありませんでした。
思い立ったら吉日。まず会場を確保します。次に愛さんに足立さんに電話してもらう。この時点で愛さんに(皆さんは通常は上司や親)あれこれ言われることは覚悟しておきます。
『まったく、翔太は頼んだ事はやってくれないのに、勝手なことばかりやるんだから、だいたいそんな大きな会場で(うちでは)やったことないんだし、有名な人ならともかく、足立さんは無名なんですから!』
あの頃は足立さんの事を知っている人なんてあまりいないからしょうがないよな。と思いながらも、とにかく、ここは現実化するために耐える。(忍)の一文字です。
『でももしムリだったらいいけど、とにかく電話してよ〜』『まあ、足立先生がOKしてくれればね』(愛さんは“足立先生゛と呼んでいます。)『じゃあ電話してくださいよ〜今!』『まったくあんたは勝手なんだから…』といいながらも、電話をしてくれる愛さん。エライ!
『もしもし、足立先生ですか?(省略)…まったく翔太はどうしょもないので(関係無いよ!)…足立先生に講演してもらいたくて、大井町の会場を予約しちゃったって言うんですよ!』とか話している。『えっ!本当ですか!この日のスケジュールが空いているんですか?(大井町で)やる必要があるんですか−!』と会話が盛り上がっています。
大成功!きっとコツは直観で入った事を躊躇しない…のかなァ。
そして現実化するための手間暇を惜しまない…という事でしょうか。あと大切なのは【工夫】かもしれません。
他の事でもそうなのかもしれないですけど、講演会をするのは、その地域の調整と講演会等に関わるスタッフの学びになるのでした。
もちろん参加する事により『気づかれる人』もいますが、リスクを負って、決心して、実行する事が大事。と言う事が後になって解りました。
“スペースSACHIの武藤さんが『(スィエポンエヴァを)設置してくれる人の中で必ず“核”になっていく人がいると思いますよ』という伏線を設けておいたのですが、まさにそのものです。別に武藤さんが言っていたからではなく、何となく自分で感じていました。(結果的に)
理屈で考えるのではなく、自然に行動してしまっている。
なんと言ってもあの頃は、スィエポンエヴァはおろか、『波動の法則』さえ発売されていない頃でした。(時間が前後していてすいません)
しかし、必ずチケットを購入する人の中でお節介な人と言いますか、リーダー的な人がいるのでした。この人達に【活躍】してもらいました。
結果として本人たちも楽しめて、私もやっていて楽しかった。決して楽ではないのですが結果として『楽しかった』のです。
この世の中ほとんどの事は自分だけでは出来ません。しかし、先に決心在りき。前のページのスィエポンエヴァの事より前の出来事でしたけれど、後から『ああ、それを実行していたんだ』とその時確認しました。
もちろんこの事だけでは在りませんが、結果として『素晴らしい製品の流通』と『気づきのお手伝い』の一端ともなりました。
セオリーにも『選択と集中』というのがあるようですが、やりたい事、やる必要があること選択して(直観)集中して実行する(顕在意識…調和した)。現実化のための工夫するのです。
最初に自分がどうしてするか、という事が大切かと思います。でも気づいたら、その時点で方向転換してもいいとは思います。
その時に直観を使おうとするのですが、何が直観で何が思いこみかわからなくなります。
そんな時は、これは自分のためだけなのか?、自分の家族だけ、自分の会社だけ…と考えていくと、だいたい直観なのか、思いこみなのかがわかると思います。
余談ですが、これは私のエゴが30%くらい増幅しているのですが(何か若林さんの文章に似てきている…)。(念のためジョークです)
私がやろう!と言い出してしまった94年の5月に逗子で行なわれた足立さんの講演会の収録したビデオから森眞由美さんがテープ起こししたのが、PHP研究所から発売された『波動の法則』だったのです。
講演会のテープ起こしたもの、とは聞いていたのですが自分が中心となって収録したテープが本になっていた事は、最近知りました。
友人の秋吉さんが最初に気がついたのでした。思わず愛さんにそのことで電話してしまいました。
私は91年頃から、『今、本を書いているんですよ』と聞いていまして、何時かな、と待っていたのですが、中々出ませんでした…。それで、やっと発売されたのが『波動の法則』でした。
『波動の法則』を読むと、『あれ?』と拍子抜けしてしまいました。と言いますのは、足立さんから『地球の歴史について、書いているんですよ』『48億5000万年前から、5000年前までの分は書き終えたのですけど…』『5000年前以降を書こうとすると、調べなければいけないことが、沢山出てきて…』と聞いていましたので…、しかし『波動の法則』の内容の何処を見ても、“地球の歴史“について載っていない…。
それは後に(98年6月)発売された、『真地球の歴史』のことでした。ちなみに『波動の法則』に付けられていた元の題名は「現代地球文化とその未来」だったそうです。
その後、98年の10月頃まで、各地で決心された方達によって、全国で何十回と足立さんの講演会が行なわれて来ました。
これも後でわかったのですが、講演会によって、その地域の調整となったり、なにより主催された方の結果として『学び』となったようです。
どのような事か具体的に、この文化的に言いますと『決心する』といった事でしょうか。
『(自分が)最後の一人となってもやりますか?』『その覚悟がありますか?』と言う事を、現象の中で問われて、例えば、自分で主催したら、会場のこと、集客その他、もろもろ…。
『一緒に主催しよう』といっていた人が、途中でマイナーになってしまって、結局自分一人で決心しなければならなくなったり…。
ただ、それを乗り越えた人たちは類い稀な体験をされていました。
お話しが余談になってしまいましたけれど、何十回と講演会がたくさんの人の手によって行なわれて来ました。
98年以降は、そうした気づきを現実の中でクリエーションして行くと言う事が大切なのかも知れません。